菊川市 厨房排水工事相談
菊川市加茂 シンクグリストラップ新設工事
本日は、飲食店厨房内のシンクにグリストラップを新設する工事の事例をご紹介します。菊川市の飲食店の担当者様からグリストラップを新設したいとご相談を頂きました。お店の屋外に穴を掘って大型のグリストラップを新設するような大工事は当店では行っていないのですが、担当者様のお話では厨房内のシンクの下に小型のものを設置したいというご希望のようでしたので、一度現場確認も兼ねて詳細なお話をするために一度訪問させて頂きました。現在はお店の外にも中にもグリストラップが無いため、厨房で出た排水に含まれる油カスが排水管内に蓄積しやすく、頻繁に排水不良が起こってしまうそうでした。厨房内で油が混じった排水が発生するのは洗い物をするシンクだけなので、シンクの下に小型のグリストラップが設置できれば、排水管の詰まりトラブルの頻度を減らせるのではないかというお考えの様でした。シンクの下はスペースが広いという訳ではなく、シンクの排水トラップや、床から立ち上がっている排水管との高さが限られてしまっているので、設置できるグリストラップはかなり小型のタイプしか設置できなそうでした。また、シンクから排水する水の量によってはすぐにグリストラップのキャパオーバーとなってしまうので、普段のシンクの使い方や排水される水の量などをお店の方と一緒に確認しながらグリストラップの選定を行いました。シンクの下に設置可能なグリストラップの中から、管の接続も可能でサイズが一番大きなものを選び、工事のお見積りを作成してお渡ししました。後日正式に工事のご依頼を頂きましたので、お店の方が出社される朝10:00に合わせて工事を開始することに決まりました。工事の際、高圧洗浄機を用いた排水管内部の洗浄作業も追加でご依頼頂きましたので、グリストラップの設置工事完了後に排水管洗浄作業を行いました。置き型タイプのグリストラップは、一度に大量の水を流してしまうとせっかく捕まえた油カスが流出してしまうという点と、すぐに油カスが一杯になってしまうので頻繁に内部の油カスの破棄が必要になる点に気を付けなければいけません。排水管に直接油カスを流してしまうと排水詰まりの頻度が高くなりますが、小型のグリストラップを設けた場合はグリストラップ内のメンテナンスを頻繁に行わなければグリストラップ設置前と同じということになります。業者に頼らずご自分達でグリストラップ内をこまめに清掃できるような環境でなければ、かえって維持する労力やコストが発生してしまいます。小規模店舗やコンビニ店などでしたら置き型タイプでも大丈夫だと思いますが、今回のような新設工事を行う際には必ず、その場所で流す排水の量や油カスの発生量などの検証が必須となります。