富士宮市 店舗排水詰り修理
富士宮市 馬見塚 排水詰り(トーラー作業)
今回は店舗様の排水管詰まり修理の事例をご紹介します。お店の排水は、一般家庭と違い油カスがよく溜まります。そのため、排水管内を定期的に高圧洗浄をかけ油カスを除去するメンテナンスをおこなったり、グリストラップという装置で汚水を水槽内に溜め、油を分離させてから下水管に流したりします。
今回はお水を沢山流すとグリストラップ内に逆流してくるという不具合です。
恐らく油カスが排水管内にこびり付いてしまいパイプの内径が細くなっている為、少量のお水では流れていきますが、大量にお水を流すとキャパオーバーとなってしまい、逆流を起こすものかと推測されます。
初めに屋外のグリストラップを開けて詰りの状況を確認してみました。一般住宅の排水マスは台所近辺の屋外に設置されている事が多いです。店舗の場合は店舗裏の目立たない場所に設置されている事がおおいです。グリストラップの蓋を開けて排水管と点検したところ、あまり綺麗な状態ではありませんでした。しかし、定期的にお掃除はしているそうです。
排水管内を綺麗にする為には高圧洗浄機が一番有効です。
高圧洗浄機とは排水パイプ内を高い水圧により油カス等の頑固な汚れや詰りを洗い流し詰りを解消させる機械です。
詰りを解消させるには高圧洗浄機のほかにドレンクリーナーと呼ばれるワイヤーのお化けのような機械もあるのですが、一般的にドレンクリーナーの場合、油カス等で詰まってしまった排水パイプ内にお水が通る穴を開ける要素が強く、油カスや汚れを根本的に取り除くわけではありませんので、一時的には排水の流れが改善できても時間が経つとまた同じように排水不良を起こしてしまうケースがあります。
今回は高圧洗浄機を使いたかったのですが、高圧洗浄機は室内では使用ができません。通常は機械を外に設置して、ホースを伸ばし使用します。当社のホースは20メートル伸ばす事ができるのですが、店内がとても広いため、点検口までホースを伸ばす事ができませんでした。ですので今回は、室内でも使用が可能なトーラーを用いて詰りを除去することにしました。
作業の時間的には、一般家庭ですと大体30分もあればできます。しかし店舗様の場合、一般住宅と比べて排出される油の量はとても多く又、排水管の距離も長い為、場合によっては数時間かかるケースもあります。
今回はトーラーで詰りを抜く事ができましたが、今後のことを考えて、一度、何十メートルもホースを伸ばす事ができる高圧洗浄車を呼んで高圧洗浄を行った方が良いかと思います。店舗様の場合、お水が出ないとか排水が使えないとなった時、営業ができなくなってしまう可能性もありますので、特に排水管の定期的な高圧洗浄機を用いた清掃メンテナンスが重要となってくるのかと思います。